何を食べたら血糖はどのくらいあがるのか。運動したらどこまで下がるのか。それを知ることで血糖コントロールは変わります。
「これくらいは食べてもだいじょうぶ」「食べた分はこれくらい運動すれば消費できる」などを把握することで、安心して食べることができる目安が分かります。
※インスリン治療を行っていない方(食事療法のみ・あるいは飲み薬での治療の方)は自費での購入となります。
「自己血糖測定器」とは、患者さんが自分で測定する専用の機器のことです。
指先からほんの少しだけ血液を出すだけで、血糖値を測定できます。
家庭でも血糖値がきちんとコントロールできているかわかるので、血糖自己血糖測定器を活用しましょう。
穿刺器具を指先などに刺し、血液を出します。それを測定器につけると、モニターに血糖値が表示されます。
現在では穿刺器具(針)はとても細く、痛みも少なくなるように配慮されています。
自分で血糖を測ると、いろいろなことが見えてきます。
ひとつひとつの行為が血糖に及ぼす影響、病状との関係など、理解が深まるにつれ、治療にフィードバックする内容も充実してきます。
その結果、血糖のコントロールが一段と向上し、短期的には低血糖や著しい高血糖の回避、長期的には網膜症や腎症など慢性合併症の発症や進展の防止など、さまざまなメリットが得られるようになります。
1日に何度も自己血糖測定を測るのが大変な方は、ランダムに測定すれば、1日1回の測定で十分だと考えています。
ただし、漫然と自己血糖測定をするだけでは効果が半減します。
普段と違う高い値や低い値が出たとき、なぜそのような値になったのかを考え、治療に活かすことが大切です。
血糖値が知りたいときに、本体をセンサーに近づければ、非接触で血糖値(正確には皮下組織のグルコース濃度)が表示されます。
服の上からでも構いません。また、入浴や運動にも支障はありません。
※2020年4月から、新たな保険適用となったので、さらに使いやすくなりました(指先の血糖測定と合わせて行う必要がなくなりました)。
アプリをインストールすれば、スマートフォンでも測定することができます。