岩手県盛岡市 消化器内視鏡専門医のいるクリニック


過敏性腸症候群(IBS)について

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群は、腸の検査や血液検査で明らかな異常が認められないのに、腹痛や腹部の不快を伴って、便秘や下痢が長く続く病気です。 もし、繰り返す下痢・便秘・腹痛ででお悩みでしたら、一人で悩まずに、当院までお気軽にご相談ください。

過敏性腸症候群について|いしい内科・糖尿病クリニック

過敏性腸症候群(IBS)の原因

大腸を中心として、腸のぜん動運動の異常や、痛みを感じやすい知覚過敏状態になります。ストレスなどの心理的要因、ライフスタイルの歪みなどが要因と考えられています。しかし原因が一つであることは少なく、むしろいくつかの要因が複合的に関与していることが多いようです。

どんな人がかかりやすいか

几帳面で神経質な人に多い

発散できない人も要注意

●時間的におわれている…仕事、勉強、育児など
●環境の変化…転職、職場の移動、進入学、結婚、離婚など
●対人関係が複雑な場合…職場、学校、夫婦、親子、近所付き合いなど

過敏性腸症候群(IBS)の症状

便通状態から「便秘型」と「下痢型」、そしてその両方を交互に繰り返す「交替型」に分類されます。「便秘型」はコロコロとした便で出にくく、排便後も便が残っている感覚があります。「下痢型」は軟便や水様便、粘液便が頻繁に出ます。また、どの型にも起こり得る症状として、排便により軽快する傾向のある下腹部の痛みや不快感、おなら、腹部膨満感、吐き気などがあります。 さらに、めまい・頭痛・動悸・肩こりなどの自律神経失調症状や不安感・落ち込み・イライラ・不眠などの精神症状がみられることもあります。

過敏性腸症候群 ブリストルスケール|いしい内科・糖尿病クリニック
ブリストルスケール

過敏性腸症候群(IBS)の治療

過敏性腸症候群(IBS)の治療の中心は生活習慣の改善と食事療法、消化管運動機能調節薬などの薬物療法が中心となります。食事は夜間の大食、刺激物や脂肪分の多いものは避ける必要があります。特定の食物で症状が起きやすい人は、それを避けることで改善が期待できます。また、線維質の多い食品や乳酸菌食品を意識して摂取することで症状が軽快することもあります。

薬物療法は便性状に合わせて腸の運動や便の硬さを調整する薬を使い分けたり、組み合わせて治療しています。
プロバイオティクス(ミヤBMなど):腸内細菌のバランスを改善します。すぐには良くなりませんが、根気よく続けることが大切です。
コロネルは、便の水分量を調節するお薬です。下痢にも便秘にも効きますが、効果には個人差があります。
便秘型には腸の動きを活発にするお薬を処方します(セロトニン4受容体刺激薬など)。下痢型にはロペラミドなどの止痢薬や、イリボーを用います。また内臓感覚や脳の過敏性を調整するため、あるいは自律神経失調症状や精神症状がみられる場合は、抑うつ感や不安を抑える薬を使うこともあります。
また、症状によっては漢方薬が有効なことも多いです。腹痛の改善には桂枝加芍薬湯、便秘や腹部膨満に大建中湯、下痢型には半夏瀉心湯を処方しています。

いしい内科・糖尿病クリニック
inserted by FC2 system