花粉症について

いしい内科・糖尿病クリニックでは、アレルギーの検査と、飲み薬や目薬などによる花粉症の治療を行っています。目のかゆみ、鼻水など花粉症の症状にお困りの方は、お気軽にご相談ください。
花粉症とは
花粉症とは、花粉によって引き起こされるアレルギー症状で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの特徴があります。 原因となる花粉が飛散する時期にだけ症状が現れるため、季節性アレルギー性鼻炎と呼ばれています。日本では約20%の人が花粉症にかかっていると推定されています。
花粉症の原因
季節性アレルギー性鼻炎の原因は、スギなどの花粉によるものがほとんどです。日本中にスギが植林され、昭和50年代に入ると急激に増加しました。日本では、スギ花粉症は、10人に1人と言われています。
2023年シーズンの花粉飛散傾向(岩手県)
花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。2023年春の花粉の飛散開始はほぼ例年並みかやや遅くなる見込みです。スギやヒノキの花粉数は多くの地域で多くなる見込みです。
盛岡市の花粉飛散情報
3月21日(火);やや多い。盛岡市でもスギ花粉の飛散量が多くなりました。
花粉症の症状

主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみです。それ以外にも、のどの異物感やかゆみ、流涙(なみだめ)、頭痛などの症状が出ることもあります。
花粉症の検査
当院で血液検査のIgE抗体量(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ)を調べて診断することもできます。お気軽にお申し付けください。
花粉症以外にも、ダニ、カビ(真菌)やガ・ゴキブリなどのアレルギー性鼻炎の原因について検査可能です。
花粉症の治療
くしゃみ、鼻汁、鼻づまりに対しては、抗ヒスタミン薬(ルパフィン®、ザイザル®など)、抗アレルギー薬を処方します。最近の抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬は、眠気が少なく、1日1回の内服でコントロールできるものが増えています。目のかゆみには抗ヒスタミン薬の目薬(アレジオンLX®、パタノール®など)、 鼻汁、鼻づまりが強い場合は点鼻薬(ナゾネックス®、エリザス®など)でつらい症状を改善させます。
症状に応じて薬を使い分けます
効果重視タイプ
花粉症のつらい症状の軽減を重視する場合、オロパタジンや、ルパフィン®を処方いたします。効果がある分、眠気の副作用が起こりやすい場合があります。
眠気重視タイプ
効果がやや弱いものの、眠気が起こりにくい薬をご希望の場合、フェキソフェナジンなどを処方いたします。
花粉症の症状の出かたや、薬の効きかたには個人差があります。「毎年同じ薬を処方してもらっている」「この薬でないとなかなか効かない」などご希望があれば、薬剤名のわかるように、お薬手帳やメモなどでお持ちいただけると助かります。
※免疫舌下療法、注射、レーザーなどはおこなっておりません。
当院では処方は基本的には院外処方ですが、下記の院内処方も可能です。お気軽に申し付けください。
