岩手県盛岡市 糖尿病専門医のいるクリニック

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低血糖について

低血糖について

 低血糖は、血糖値が正常より下がりすぎてしまう状態のことです。

 低血糖は糖尿病の薬や注射などの使用でインスリン過多となってしまうことで起こります。
個人差はありますが、血糖値が70mg/dlを下回ると症状が出てきます。

 軽い症状としては、頭痛、動悸、悪心(吐き気)、眠気、発汗、空腹感、不安感などです。

低血糖が重くなってくると、めまい、集中力の低下、けいれん、疲労感などを起こし、最後には意識がもうろうとして昏睡状態に陥ってしまいます。

低血糖の主な症状

低血糖の原因

◆低血糖が起こりやすいとき

・薬の種類や量を間違えた
・食事の時間が遅れた
・食事量が予定より少ない
・長時間の運動後(翌朝まで注意が必要です)
・飲酒後
・入浴後

低血糖が起きた時の対応策

自分で対処できる場合

◎ブドウ糖または砂糖を10~20g摂る

15分以内に症状の回復がなければ、同じ対応を繰り返します。ブドウ糖を含む飲料水(コーラ、サイダーなど)を150~200ml摂取してもよいです。

  • 食事まで1時間以上時間があるとき
  • ◎補食を摂る

    症状がおさまっても、再び血糖値が低下する可能性があるので、食事前であれば食事を、次の食事まで1時間以上あれば炭水化物を接種します。
    米飯、パン、クラッカーなどがおすすめです。

    低血糖を予防するための対策

    自分で対処できない場合

    家族や周囲にいる人に、ブドウ糖やジュースを口に入れてもらってください。
    ただし、意識がもうろうとしている場合は無理に飲ませると窒息の原因になるので、ブドウ糖やジュースを歯茎に塗り付け、すぐに救急車を呼びましょう。

    今年中に、重症低血糖の救急処置ができる点鼻薬が使えるようになる見込みです。

    反応性低血糖

    反応性低血糖は、空腹時ではなく、食後5時間以内に起こります。
    食後なのになぜ?と思われるかもしれません。

    反応性低血糖は胃の切除後や2型糖尿病の初期で認められます。

    胃切除後では食べたものが胃にたまらず、すぐに小腸にいってしまい急激に血糖値が上がります。
    その血糖上昇に対してインスリンが分泌されるので食後30分や1時間で血糖値が下がりすぎてしまうのです。
    対応策は食事を小分けにしてもらったり、糖の吸収を遅らせるお薬を飲んでもらったりすることで改善します。

    2型糖尿病の初期というのは、膵臓からのインスリン分泌のタイミングが遅れます。

    血糖上昇に対して遅れて、人によっては多めにインスリンが分泌され、血糖値が下がってきたあとにも遅れてでてきた、もしくは多めにでてきたインスリンの効果で血糖値が下がってしまうのです。

    これは食後3-5時間後に生じます。

    対応策は炭水化物を少なめ、または食事の最後にとってもらったり、糖の吸収を遅らせる薬を服用していただきます。

    反応性低血糖の糖尿病の初期の方は、若い方にも多く、気をつけたいところです。
    低血糖なのに、糖尿病の初期とは思わないですよね。

    いしい内科・糖尿病クリニック
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